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パイプバースティング

既設の老朽管路が新設管路に生まれ変わる!

既存の地下インフラを生かす老朽管路布設替整備が、その経済性や、環境面からも注目されるようになってきました。 経済的ですが管路のサイズダウンが避けられないパイプインパイプや、材料コストが割高で、既設管路の損傷が比較的軽い場合のみ適用されるパイプライニングでの対応に限界がある場合、 既設の管路を破砕しながら新管を布設する改築工法”パイプバースティング”の出番です。現在、パイプバースティングの主流は、2種類に分類されます。 一つがワイヤーケーブルもしくはロッドによる引張力のみによって、エキスパンダヘッドを引き込むスタティックパイプバースティング。そして、 もう一つが、前記の引張力に加え、エキスパンダヘッドにインパクトモールを装着することにより、既設管の破砕を補助する衝撃式パイプバースティング です。後者はインパクトモール工法協会により、PRS(Pipe Renewal System)工法として、確立されております。

PRS工法工程図

老朽管内部にゲビンデ鋼棒を配し、到達立坑側にフロントジャッキ、発進立坑側に、新管、クラッキングヘッドを装着したインパクトモール推進機を設置する。
フロントジャッキによる牽引力と、インパクトモールによる打撃力によって、老朽管を破砕しながら新管を布設する。
X本目の新管推進完了後、次の新管、及びその内部にゲビンデ鋼棒をつなぐ(発進立坑)。
到達立坑では、引き終えたゲビンデ鋼棒を外す。
ゲビンデ鋼棒を全て引き終えたらフロントジャッキを撤去し、インパクトモールの打撃力のみによる推進に切換え、新管の最終目標到達地点まで推進する。
 
新管が到達した後、インパクトモール、クラッキングヘッド等の機械設備を撤去し、推進工事を完了する。
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